[ 目次 ]
1.雨季のシンガポールの気温と服装
2.航空会社Scoot(スクート)の搭乗レビュー
3.シンガポールの交通事情
4.シンガポールのホテル宿泊記
マリーナベイ・サンズ ホテル
アンダーズ シンガポール ア コンセプト バイ ハイアット
5.おすすめの観光地
①ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
②ユニバーサル・スタジオ・シンガポール
③ジュエル(JEWEL)
④マーライオン&マリーナベイ・サンズ
6.お金の話:大人2人で旅費いくらかかった?
7.旅行行程(参考程度に)
8.おすすめのバー5選
2022年12月12日(月)〜13日(火)、2022年12月17日(土)〜26日(日)まで、シンガポールに9泊11日間の旅に出かけました。シンガポールの平均的な旅行日数は長くても4泊5日と言われていますが、「本当にそんな日数で足りるの?」、「急いで周らないといけなくて、ゆっくりできないんじゃないの?」と思うかもしれません。今回私たちは平均より長く滞在してみましたが、結論から話すと、4泊5日もあれば十分と言えるでしょう。
ここから、この長期間の滞在をどう過ごしたのか? 細かくお話ししていきます。
1. 雨季のシンガポールの気温と服装
まず初めに、シンガポールの気候のお話からします。12月のシンガポールは雨季と言われています。一年の中で最も降雨量が高く、旅行にはあまり向かない時期だと思われがちですが、シンガポールの雨は日本とは異なる雨の降り方で、雨の予報だからといって一日中雨が降り続けるわけではありません。通り雨のイメージを持っておくとわかりやすいかもしれません。
実際、私たちが滞在中も日中はほとんどの時間日差しが強く、夕方に雨が降る日がよくあったという程度でした。気温は最高気温が30度前後の日が多く、湿度が高く日差しも強いため、熱された空気を冷やすための雨のように感じられることもありました。
服装はTシャツや短パン、ノースリーブのワンピース1枚という日が多かったです。ただ、夜になると冷え込むため、薄手のカーディガンを1枚持ち歩くようにしていました。シンガポールでは、レストランやバーのドレスコードがある場所も多いため、夜に出かける際は一度ホテルに戻って着替えるなどして、日中と夜の服装を分けることもありました。
2. Scoot(スクート)の搭乗レビュー
シンガポール行きの航空券を調べていると必ず出てくる航空会社「Scoot(スクート)」は、シンガポール航空グループのLCCのひとつ。座席指定は有料で、まず大きく分かれてエコノミーとスクートPlusと呼ばれるビジネスクラスがあります。エコノミークラスは、さらに細かく分かれており、通常のスタンダードシート、少し広いスーパーシート、さらに広いストレッチシートに分かれています。
乗り心地も悪くなく、クルーさんたちの対応も良い印象でした。特に印象深かったのが、離陸してしばらくすると機長さんより機内アナウンスで「まもなく、富士山の上を通過します。今日はとても空が澄んでおり、ここまで綺麗に見えることは少ないのでぜひご覧ください」と、丁寧なアナウンスまでありました。
幸運にも、私たちが座っていた窓側の席から、綺麗に富士山を見ることができました。これからチケットをとられる方はぜひ、進行方向右側の窓側席をとって外を眺めてみてください!
3. シンガポールの交通事情
シンガポールの都市部は電車やバスなど交通機関が発達している上に、タクシーも安いため移動を覚えればとても楽です。ただ、どの手段を使うにしても日本とはシステムが異なるため、現地で困らないようにアプリのインストールなどできる限りのことはしておいたほうが安心です。
まず、タクシーは「Grab」や「Uber」などのアプリで配車するのがスタンダードのようです。マリーナベイ・サンズでは、常にタクシー乗り場に車が停まっていましたが、アンダーズやその他の施設には全く停まっておらず配車に手こずることもありました。
電車やバスは、「EZリンクカード」と呼ばれるICカードを駅のチケットオフィスやコンビニで購入するか、iPhoneをお持ちの方であればApple Payでスムーズに出入場できます。ICカードの購入はチケットオフィスなら現金、コンビニで購入するならクレジットカードで支払いができます。ICカードの購入は、最低でも12SGD 支払う必要があります。
ICカード本体代 5SGD + チャージ代 7SGD = 12SGD
この本体代は徴収されたまま返金されることはありませんが、チャージ代が余った場合は駅のチケットオフィスで現金で返金してもらうことができます。もしiPhoneをお持ちの方であれば、Apple Payでの支払いの方が損なく使えますのでぜひ挑戦してみてください。
4. シンガポールのホテル宿泊記
今回、私たちは「マリーナベイ・サンズ ホテル」と「アンダーズ シンガポール ア コンセプト バイ ハイアット」の二箇所に宿泊しました。客室内の様子や感想をお話ししていきます。
マリーナベイ・サンズ ホテル【宿泊記】
言わずと知れた、シンガポールを象徴とするあの建物の中に入っているホテルです。インフィニティプールに入るために宿泊する方も多いでしょう。バリへ行く間の一泊だけ宿泊しました。
今回宿泊したお部屋は3322号室。ツインベッドで、ガーデンビューのお部屋からはガーデンズ・バイ・ザ・ベイを見下ろすことができます。ベランダがついているため、窓を全面開放すると心地よい風が入ってきて気持ちよかったです。
チェックインは午後3時からですが、空港から直接向かって到着したのが午後5時頃。すでに日は傾きかけていて19時にはすでに暗くなっていました。マリーナベイ・サンズに泊まるなら必ず行きたいのが、インフィニティプール。19時頃にプールへ向かいましたが、一時雨が降ったり天気も不安定な状態だったので、とても人は少なかったです。ただ、12月下旬の夜は、気温が26〜27度ほど。プールに入るのもかなり勇気がいるほど寒かったので、これも人が少なかった理由の一つでしょう。
プールのあとはレストラン「Spago(Wolfgang Puck)」でディナーにしましたが、宿泊客である旨を伝えると、予約を取らずとも入ることができました。※記事後半にも詳しく書いていますが、「CÉ LA VI」は予約必須でかなり人気店なので1週間ほど前から予約をとっておくことをおすすめします。
「Spago」に話を戻しますが、現地らしい活気や賑わいを感じたい人にはおすすめです。ディナーをしっかり食べたい場合は、他のお店に行くほうが良いかもしれません。予想以上に量が少なく、お値段もそれなりにしっかりしていますので…。
マリーナベイ・サンズ ホテルのモーニング
モーニングは前日夜のディナー場所と同じ「Spago」でいただきました。他にも朝食会場は3箇所あり、どれか一つ選択可能です。
① RISE(ライズ)1F
② Adrift(アドリフト)1F
③ Spago(スパゴ)屋上
どうせなら、朝の空気感を屋上から味わいたいということで今回は「Spago」を選びました。ブッフェ式で、東南アジア料理とアメリカ料理が多かった印象です。
席に着くと、コールドプレスジュースやフレッシュジュースを含むドリンクと卵料理を選ぶことができます。
チェックアウトはエレベーター付近にあるポストへカードキーを入れるだけ。滞在は快適かつスピーディーで、どのスタッフのサービスも良かったです。予算が許すのであれば、ぜひおすすめしたいホテルです。
アンダーズ シンガポール ア コンセプト バイ ハイアット 【宿泊記】
2017年にオープンしたハイアット系列のホテルで、日本にもアンダーズ 東京があるため、ご存知の方も多いでしょう。ブギス駅から地下通路を通じてホテルへ入ることもできます。ブギスは、比較的若者に人気の街でお手頃な価格帯のショップが立ち並ぶショッピングモールがいくつかあります。また、徒歩圏内にアラブストリートやラッフルズホテル、サンテック シティなどがあります。
今回は、お部屋で仕事などもしたかったため、比較的広めでシティビューのコーナーキングのお部屋を選択しました。
ベッドわきにBOSEのポータブルスピーカーが置かれていましたが、壊れており使用できませんでした。
別途で無料の室内用スリッパもいただけます。
今回滞在したのは3430号室。シティビューのお部屋は、昼間の景色と夜景が全く異なるのでどの時間に部屋にいても楽しむことができました。ただ、外からのデザインを重視したためか、窓の外に格子がついているためいつも少しスモークがかったような色に見えていたことだけが残念でした。
今回、アンダーズ シンガポールでは朝食のプランはつけませんでしたが、チェックイン時にラウンジのバーで使えるドリンクチケットを4枚いただきました。ただ、このドリンクチケットを使わずともラウンジではコーヒーや紅茶などが楽しめるフリードリンクや、クッキーやフルーツなど日によって異なるスナックが用意されています。また、ホテルと同じ建物内にカフェやレストラン、コンビニなども入っているため食べ物に困ることはありませんでした。
ホテル内にはプールやフィットネスルームもあります。プールはさほど広くなく、椅子の数も限られていましたが、運が良いのか悪いのか気温もそこまで高くなかったため元気な子どもが数人入っている程度でした。ベンチでタオルをかけて寝そべったり本を読むには十分な場所という印象です。プールをメインに楽しみたい方には少し物足りないかもしれません。
フィットネスジムもさほど大きなスペースはありませんが、比較的人は少なく、マシンの種類も豊富でストレッチスペースも確保されているため快適でした。
4. シンガポールでおすすめの観光地
①ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
前述のマリーナベイ・サンズ ホテルから眺められたガーデンズ・バイ・ザ・ベイは、101ヘクタールもの広さを誇る国立公園で、その広大な敷地内には数えきれないほどの樹木や花が生息しています。世界最大規模のガラス製温室「フラワー・ドーム」や独特な形が印象的な「スーパーツリー」、迫力ある室内滝が有名な「クラウド・フォレスト」など、見どころも満点。日が昇っている間と沈んだあともまた雰囲気を変えるので、一日中楽しめることができます。普段、植物にそれほど親しみがない方でも楽しめること間違い無いでしょう。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの公園内を歩くのは無料ですが、スーパーツリーやフラワー・ドーム、クラウド・フォレストなどの施設に入るのは有料です。今回全ての施設に入りましたが、中でも特に見ていただきたいのは、クラウド・フォレストです。私が訪れたときは、映画『アバター』とのコラボ展示中だったため、館内は幻想的な雰囲気に包まれており、まるで映画の世界が現実になったかのようでした。
スーパーツリーやフラワー・ドーム、クラウド・フォレストの3つの施設のチケットを購入して、全部で10,328円(大人2名)でした。この金額を払う価値はあるでしょう!(※記事随筆時点の価格です。)
※注意事項※
敷地面積が広いため、暑さ対策をした上で挑むことを強くおすすめします。実は、滞在1日目に軽い気持ちで行ったらメインの建物にたどり着くまでに日差しの強さに耐えきれず断念しました。飲み物や帽子は持参したほうが良いでしょう。ただ、館内は樹木や花の生息のため冷やされている空間もあります。羽織り物もあると安心です。
②ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)
ユニバーサル・スタジオ・シンガポールは街の中心地から少し離れたセントーサ島というところにあります。セントーサ島にはビーチのアクティビティや海を眺めながらゆっくりできるレストラン、ビーチクラブなど街中とは違った楽しみができる場所があります。今回はバリでビーチを楽しんだので、またの機会にすることにしました。
まず、USSへはホテルからタクシーで20分ほどのところにあるトラムが通るマウント・フェーバー駅まで向かい、そこからトラムに乗り継いで1時間弱で到着しました。この移動の間も、ひとつのトラムが貸切状態になるので、まるでアトラクションに乗っているかのように楽しむことができます。
USSは、工事中ということもあり、園内は少し狭く感じました。日本のものと比較すると物足りなく感じてしまうかもしれません。園内で遊ぶのは、半日もあれば十分でしょう。
ただ、乗り物が少ないとは言え、迫力や大胆さは日本とは異なる楽しさがあります。また、一番人気のアトラクション「リベンジ・オブ・ザ・マミー」は最大60分ほど並びましたが、それでも3回は乗れました。「ジュラシック・パーク・ラピッド・アドベンチャー」もスリル満点で、びしょ濡れになるほどボートが激しく揺れます。ちなみにこのアトラクションはレインコート必須です。現地の自販機で購入もできますが、割高なので日本から持っていくことをおすすめします。
③ジュエル チャンギ エアポート
2019年にオープンしたばかりの、チャンギ空港に併設している「JEWEL(ジュエル)」は、地下5階地上5階へと広がる、巨大な複合施設です。飲食店やショップだけでなく、アトラクションや世界で最も高い室内滝「Rain Vortex」など見どころはたくさんあります。1日滞在しても飽きることはないほど広く、必要なものはすべてここでそろいます。
また、日本人には馴染み深い「ドン・キホーテ」や「東急ハンズ」などもあるので旅に必要な必需品の買い足しもここでできるでしょう。また、シンガポールでもジュエル内にしかないショップもあるので、ぜひゆっくり時間をとって回ってみてください。
④マーライオン & マリーナベイ・サンズ
シンガポールを象徴するマーライオンとマリーナベイ・サンズを見ないで帰る人はいないと言っても過言ではないでしょう。改めてお話しするまでもないかもしれませんが、この象徴的な二つの観光地の距離感はご存知ですか? 実は、私は現地に行くまで“結構近い距離にある”と思っていました。
もちろん、近いことには近い距離にあります。ただ、川を挟んで反対岸にあるため、近いと思って歩き始めると徒歩40分ほどかかります。熱中症には十分注意して向かってみてください。
5.お金の話:大人2人で旅費いくらかかった?
シンガポール旅行を決める前、私たちのようなプランで旅行に行く人たちはどのくらい費用をかけているのか気になるところでした。ただ、あまり参考になる記事がなかったため、どなたかの参考になればと思いお話ししようと思います。
飛行機(往復) | ¥185,900 |
マリーナベイ・サンズ ホテル | ¥90,000 |
アンダーズ シンガポール(デラックスシービューキング/9泊) | ¥500,000 |
食事(¥20000/日) | ¥200,000 |
移動費(¥3000/日) | ¥30,000 |
アクティビティ(¥3000/日) | ¥30,000 |
合計 | ¥1,035,900 |
6.旅行行程(参考程度に)
[ 旅行の行程 ]
◾️1日目
チャンギ空港に到着
マリーナベイ・サンズ ホテル宿泊
◾️2日〜5日目
シンガポールからバリへ
※バリ編の記事は後日
◾️5日目
チャンギ空港に到着
アンダーズ シンガポールに宿泊
バーにてFIFAワールドカップ観戦
◾️6日目
マリーナベイ・サンズ周辺散策
マーライオン
バーにてFIFAワールドカップ観戦
◾️7日目
オーチャード散策
夜はバー「CE LA VI」
◾️8日目
仕事
ホテルのプール
夜はバー「Atlas」
◾️9日目
ケーブルかーでセントーサ島へ
ユニバーサル・スタジオ・シンガポール
夜はバー「Smoke & Mirrors」
◾️10日目
TWG TEAでアフタヌーンティー
ザ・フラートン・ホテル・シンガポールでカフェ
ナショナル・ギャラリー・シンガポール
■11日目
カフェ「1826」
チャイナタウン散策
◾️12日目
仕事
マリーナベイ・サンズでショッピング
■13日目
「Burger&Lobster」でランチ
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
「665(アンダーズ シンガポール)」でディナー
■14日目
ジュエル チャンギ エアポート
帰国
Highly Recommended!
シンガポールでおすすめのバー 5選
シンガポールといえば「タイガービール」というイメージを持つ方も多いでしょう。ホーカーでビールも美味しいかもしれません。しかし、シンガポールにはワールドベストバーに選ばれた名店がいくつもあることを見逃してはもったいないでしょう。そこで、ぜひ訪れてほしいバーとレストランをいくつかご紹介していきます。
どのバーもとても人気なので、気になる方はぜひ旅行前に予約をして出かけてくださいね。
1. Atlas
「The World’s 50 Best Bars(世界のベストバー50)」に度々ランクインしているこちらのバーは、アールデコ調のインテリアとメニュー表の細部までこだわった世界観が魅力的です。私は残念ながらお酒は飲まないのですが、ここはモクテル(ノンアルコールカクテル)の種類も豊富で、お酒を飲まずとも十分に楽しめます。それも、他のバーでは味わえないような新感覚のモクテルがそろっています。
ランチやアフタヌーンティーもやっていますが、やはりドレスアップして夜に行くのがおすすめです。室内のインテリアの煌びやかさが、夜になると際立ってとても素敵なので。タイミングが良ければ予約なしでもすぐに入れますが、運が悪いと1時間以上待つこともあるので、予約はしておいた方が良いでしょう。
2. CÉ LA VI
マリーナベイ・サンズの屋上にあるバーで、東京にも渋谷に店舗があるので、聞き馴染みがある方も多いでしょう。こちらは予約必須で1週間以上前に予約しておかないと取れないこともあります。
地上57階という高さからシンガポールの街並みを見下ろしてドリンクを楽しむのはとても贅沢な時間です。DJによる雰囲気の良い音楽も相まって、旅の良い思い出になることは間違いありません。ただ、多少風があるので羽織ものを持って行ったほうが良いでしょう。
3. Smoke&Mirrors
ナショナル・ギャラリー・シンガポールの中に入っているバーで、マリーナベイ・サンズを中心にシンガポールの夜景を見渡しながらお酒を楽しむことができます。食事も美味しく、ドリンクの種類も豊富にそろっています。